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(年の記載ない月日はすべて2022年)
 INFORMATION   (年の記載ない月日はすべて2022年) | オケ連ニュース | 公益社団法人 日本オーケストラ連盟

指揮者の情報

アラン・ギルバートさん東京都交響楽団
首席客演指揮者の任期延長
 東京都交響楽団は首席客演指揮者であるアラン・ギルバートさんとの契約を、2025 年3月まで延長することを発表した。

群馬交響楽団の常任指揮者に飯森範親さん
 群馬交響楽団は現ミュージック・アバイザーの小林研一郎さんの後任に、飯森範親さんを常任指揮者として迎えることを発表した。任期は令和5 年4月より3 年間。令和4 年4月からの1年間はアドバイザーとして、群響の活動に助言する。
 飯森さんは現在、日本センチュリー交響楽団首席指揮者、中部フィルハーモニー交響楽団首席客演指揮者を務め、4月からはパシフィック フィルハーモニア東京(現東京ニューシティ管弦楽団)の音楽監督、山形交響楽団の桂冠指揮者に就任する。

オーケストラ・アンサンブル金沢のアーティスティック・リーダーに
広上淳一さん
 オーケストラ・アンサンブル金沢を運営する石川県音楽文化振興事業団は、M.ミンコフスキ芸術監督が2022年7月で退任するのに伴い、新たに広上淳一さんをアーティスティック・リーダーに迎えることを発表した。4月1日よりアドバイザー、9月1日よりアーティスティック・リーダー。広上さんは現在京都市交響楽団常任指揮者、札幌交響楽団友情客演指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団フレンド・オブ・JPO、東京音楽大学教授、京都コンサートホール館長を務めている。

表彰・受賞の情報

仲道郁代さん令和3 年度文化庁芸術祭「大賞」を受賞
 ピアニストの仲道郁代さんが令和3 年度文化庁芸術祭の大賞を受賞した。受賞の対象は10月に東京文化会館で開催した「TheRoad to 2027 仲道郁代ピアノリサイタル 幻想曲の模様~心のかけらの万華鏡」。

事務局などの情報

関西フィルハーモニー管弦楽団の楽団長に大野英人さん
 関西フィルハーモニー管弦楽団は常務理事・楽団長の手塚裕之さんの後任として、大野英人さんが楽団長に就任を発表した。

訃 報

指揮者の大町陽一郎さん
 日本を代表する指揮者である大町陽一郎さんが2月18日に老衰で亡くなった。享年90。ウィーン、ベルリンなどの欧州で活躍する日本人音楽家の先駆けとなった。1931年、東京生まれ。東京藝術大学、ウィーン国立アカデミーで学ぶ。ベーム、カラヤンらの薫陶を受け、1959年日本人指揮者として戦後初めてベルリンフィルを指揮。1961 年より10 年間東京フィルの常任指揮者を務めた。1968年ドルトムント市立歌劇場の指揮者に就任。欧州歌劇場に就任した日本人初の指揮者となった。1980 年にはウィーン国立歌劇場で「蝶々夫人」を指揮。また、アメリカのクリーヴランド管弦楽団でのデビューを果たした。1982 年から2 年間ウィーン国立歌劇場の専属指揮者。1990年代には上海、北京で「トゥーランドット」を指揮した。
 1988年より2年間、ケルン日本文化会館館長として日独の文化交流に貢献、1992 年にはドイツ連邦共和国功労勲章「大功労十字」を授与された。

元N 響の名手たち
 元NHK 交響楽団の名手で日本を代表する演奏家の皆さんが相次いで亡くなった。12月3日に元首席ヴィオラ奏者の川崎和憲さん。享年66。1月17日に、元チェロ奏者の小野崎純さん。享年83。2月22日に元首席フルート奏者の小出信也さん。享年83。2月25日に元ファゴット奏者の菅原眸さん。享年88。

大阪交響楽団の元首席フルート奏者の小林志穂さん
 大阪交響楽団の元首席フルート奏者の小林志穂さんは、かねてより病気療養中でしたが、12月5日に亡くなった。享年46。

2022年3月31日発行
「日本オーケストラ連盟ニュース vol.107 38 ORCHESTRAS」より